慶応幼稚舎も早稲田実業初等部も「小学校入試はまだ間に合う」 “今やるべきこと&やったらダメ”なこと
早実初等部vs慶応幼稚舎(8)
慶応幼稚舎、早稲田実業初等部ともに入試本番までの期間が半年を切った。「ここからが勝負。今から小学校受験を目指そうという家庭でも十分間に合う」と後押しするのは幼児教室経営者。講師時代も含め、半世紀近く業界に身を置き、お受験事情は熟知している。11月初めの入試日まで、どんな準備が必要なのか。「入試でポイントになるのは両校とも『絵画・制作』です。ただし、そのアプローチはだいぶ異なる」(同経営者)という。
幼稚舎の場合は、テスター(試験官)の話を聞いて、工作したり絵を描く。「指示の内容を理解することは必要だが、その通り再現すればOKというものではない」と話すのは幼稚舎関係者だ。
「もっとも問われるのは子どもの感性であり、発想の自由さ。テスターをいかに感嘆させられるかが重要になってくる」
芸能人の子どもが合格するケースがよく報告されているが、「そうした家庭は感受性が育つ環境が整っている」とこの関係者は推察。さらにこう続ける。
「幼稚舎は芸能人の子弟を受け入れるだけでなく、才気あふれるタレントも数多く輩出している。つまり、この学校に合格するのはそうした素質を持った児童だともいえる」