ティーケーピー 河野貴輝社長(1)貸し会議室で急成長「物を持たない商売」の原点

公開日: 更新日:

「好きが高じて中学に入ってすぐにアマチュア無線の免許を取りました。自転車に車のバッテリーを積んで山の上まで行き、そこから四国や広島の人と交信していた。今でいう携帯電話ですよね。愛読書は『月刊ラジオ技術』で、一般的なアマチュア無線が1つの周波数を使って交信するところ、2つの周波数を使って交互に会話できる無線機を自作したりもしました。自他共に認める理系人間でした」

 進学した県立大分雄城台高校でも理数が得意で日本数学オリンピックにも出場。そんな河野氏に両親は医師になることを勧めたという。

 しかし、「血を見るのが苦手だった」という河野氏が興味を持ったのは弁護士。文系に転向して弁論の県大会に高校代表として出場するなど、理系以外にも取り組み、国公立大の法学部を目指して受験勉強に励んだ。 (つづく)

(ジャーナリスト・中川明紀)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方