さらば増税メガネ! 2024年の賃上げ「前年割れ」見通し4割、ショボすぎ経済対策に庶民の苦境続く

公開日: 更新日:

 自民党が裏金で潤ってきた一方、庶民の暮らしはちっとも上向かなかった。嫌われるばかりの岸田政権は賃上げの旗を振るが、2024年も世知辛い一年になりそうだ。

 東京商工リサーチ(TSR)の「『賃上げ』に関するアンケート調査」(1~11日実施)によると、回答した企業の82.9%が24年に賃上げを実施予定。しかし、期待は禁物だ。賃上げ幅が「23年を超えそう」なのは、わずか11.6%。

 連合がまとめた23年の平均賃上げ率は、ベースアップと定期昇給を合わせて3.58%(中小企業は3.23%)だから、大半がこれを下回る公算が大きいということ。連合は24年の賃上げ目標を「5%超」へ引き上げたが、絵に描いた餅なのである。

 TSR調査では、賃上げ予定の企業のうち「23年と同じ程度になりそう」との回答が51.5%でトップ。「23年を下回りそう」が19.7%、「賃上げできそうにない」が17.0%を占めた。事実上の前年割れ見通しが約4割を占めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情