“辰年天井”に始動する「お宝株」を一挙公開! テーマ別に厳選52銘柄はコレだ
大手生命保険や地方銀行もメリット
メガバンクだけでなく大手生命保険や地方銀行もメリットを受ける。
「台湾の半導体メーカー、TSMCとソニーグループは共同で、熊本県に半導体工場を建設中です。SBIホールディングスは、やはり台湾の半導体メーカー、PSMCと組んで宮城県に工場を新設する予定です。こうした地域の経済は活性化します。地銀の肥後銀行(熊本)を傘下に置く九州フィナンシャルグループや、宮城県の七十七銀行は狙い目だと思います」(杉村富生氏)
日の丸半導体として知られるラピダスは千歳市に工場を建設中。北海道銀行などを抱えるほくほくフィナンシャルグループも“金利アップ関連”の一角だ。
■市場を牽引する半導体株
半導体関連は押さえておきたい。ディスコやアドバンテスト、東京エレクトロンなどだ。
「2023年10月に東証の分類でパルプ・紙から化学に変更になった巴川コーポレーションは次世代のパワー半導体に欠かせない会社です。株価アップの期待が大きいと言えます」(杉村富生氏)
23年の半導体関連の株価は浮き沈みが激しく不安定だったが、新年はEV(電気自動車)や生成AIといった分野で最先端半導体が引っ張りだこになる。市場からは「24年の市場を牽引するのは間違いなく半導体」との声が聞こえてくる。