乾汽船×飯野海運 地政学リスクに業績が左右される外航海運2社を比較
業績はどうでしょうか。2024年3月期(連結)で比較してみます。売上高は乾汽船が295億円、飯野海運が1380億円。営業利益は17億円と191億円、純利益は12億円と197億円です。
有価証券報告書(23年3月期)によると、社員の平均年収は乾汽船が918万2000円、飯野海運が1143万3000円。役員報酬は1人あたり平均で2530万円と2450万円となっています。
年代別の推定年収は、30歳時は乾汽船が800万円、飯野海運が826万円。40歳時は933万円と964万円、50歳時は1016万円と1049万円です。
生涯給与はこうなります。
▽乾汽船…3億1600万円
▽飯野海運…4億1900万円
両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)は乾汽船3544万円、飯野海運5449万円です。85歳時は1669万円と1684万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。
(データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)