“プラザ合意ジンクス”の160円台再びで迫る「1ドル=200円」の夏…秋は狂乱物価が待っている
日銀は今月中旬の金融政策決定会合で、マーケットが構えていた利上げを見送り。7月末の次回会合まで身動きが取れない。失策を認めて臨時会合でも開けば別だが、植田日銀が恥を忍ぶ姿は想定しづらい。
「ドル高是正を目的とした1985年のプラザ合意からの3年間で、円相場は250円ほどから120円台まで下落しました。その過程で節目になったのが160円だった。ここを突き抜けたら、次の天井は200円というのが市場関係者の見立てです。ただでさえ円は全面安で、トルコリラや中国人民元よりも安い。5%程度の賃上げなんか、焼け石に水で、歴史的円安にはとてもとても対抗できません。企業にしても、望ましい円安水準は120円から130円程度です」(斎藤満氏)
アベノミクスを放置し、デタラメ金融政策が招く過剰な円安を傍観する岸田政権はホントいらない。裏金自民党もあわせて退場させないと、この国は干上がる。