メディキット×大研医器 精密業界「医療機器」を扱う会社を比較
ジメジメとした暑さが続きます。30度を軽く超える日も増えてきましたが、雨が降りしきると肌寒さを感じることもあります。新型コロナはひところより落ち着いたとはいえ、感染者がいなくなったわけではありません。
いわゆる人食いバクテリア(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)に恐怖を覚える人も増えているようです。
今回は精密業界で、医療機器を手掛ける「メディキット」と「大研医器」の社員待遇を比較してみます。
メディキットは東京都文京区に本社を置く医療機器メーカーです。1973年に、宮崎県で人工透析用留置針の製造を目的に設立。人工透析用留置針で国内トップを誇ります。血管造影用カテーテルなども販売しています。海外はベトナムに拠点があります。
大研医器の本社は大阪府和泉市。68年に大阪市北区で設立し、医療機器の販売からスタートしました。病院内の感染を防止するための真空吸引器や、医薬品注入器、麻酔関連を主軸に、最先端医療分野の開発も行っています。
業績はどうでしょうか。2024年3月期(単体)で比較してみます。売上高はメディキットが219億円、大研医器が98億円。経常利益は31億円と15億円、純利益は25億円と10億円です。