朝日新聞「自民裏金」での新聞協会賞に「辞退せよ」殺到の理由…「しんぶん赤旗」社会部長もXで苦言
8月12日付で配信された北海道新聞の記事「終わらない告発 自民裏金問題火付け役の上脇博之教授 『あきらめたら議員のおもうつぼ』」でも、「政治資金パーティー裏金事件は、上脇さんの刑事告発が東京地検の捜査のきっかけとなりました」という記者の問いかけに上脇氏はこう答えていた。
「きっかけは2022年11月のしんぶん赤旗のスクープ記事でコメントを求められたことでした。その記事ではパーティー券について、政治資金収支報告書では金額が少なかったり、記載されていなかったりする事例が複数見つかったことが示されていました。この記事から、自民党で組織的な裏金がつくられているのでは、と時効にならない2018年から22年までの5年間について独自調査を始め、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発を続けたのです」
こうした状況から、SNS上では早くも、《朝日は協会賞辞退せよ》《新聞協会賞はまちがいなく赤旗だ》との声が続出しているのだが、朝日新聞の新聞協会賞に疑問の声が出るのは今回が初めてではない。
同社が2018年度に受賞した、大阪・豊中市の国有地売買を巡る「森友疑惑」(財務省による公文書の改ざんをめぐる一連のスクープ)もそうだ。