吉村知事の肝いり「空飛ぶクルマ」商用運航“完全消滅”…大阪万博いよいよ見どころなし

公開日: 更新日:

 昨年8月のイベントで「普通の人が自転車に乗るみたいに、空飛ぶクルマに乗ってぐるぐる回っているのを、万博でやります」とブチ上げたかと思えば、今年3月には自身のXで〈万博時には人を乗せて商用運行の実現を。できないとメディアは言うが、未来の道筋を作っていく。必ず実現させる〉と豪語。空の移動の“革命家”として、コトあるごとに「空飛ぶクルマ」の商用運航をあおりまくってきた。

 それが一転、25日の定例会見ではトーンダウン。商用運航を熱心に発信してきたことを問われ、「まだ正式に(断念の)報告は受けていません」「現在、最終調整中だと聞いています」などと言い逃れ。「チャレンジを続けていくことが重要」と引っ込みがつかなくなっている様子だった。

 目玉のひとつが消滅し、いよいよ万博には見どころがない。1970年の大阪博に続いて展示予定の「月の石」、20年以上前に南極で見つかった「火星の石」、動かない実物大ガンダム、巨大レーンの回転ずし、力士約200人が集まる大相撲、万博史上初のサウナ……。必死さはヒシヒシ伝わってくるが、どれもこれもインバウンドのウケ狙い。発想が貧困すぎる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」