コーヒー豆も価格高騰で値上げ続々…庶民がチェーン店すら行けなくなる日

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 ブラジルやベトナムの天候不良による不作の影響で、コーヒー豆の価格高騰が続く。「アラビカ種」の国際価格は2023年末のおよそ2倍超で推移している。

 ネスレ日本は4月以降、即席コーヒー製品「ネスカフェシリーズ」7品目を17~25%値上げする見通しだ。22年1月以来、約3年ぶりの値上げに。

「コーヒー豆の価格はコロナ禍の21年から翌年夏まで急騰し、その後、いったん落ち着いたものの、23年後半から再び上昇しています」(経済ジャーナリスト)

 日本はコーヒー豆の大半を輸入に頼る。そのため、円安のほか、輸送費や燃料費、人件費などの高騰で、喫茶店の多くが値上げを余儀なくされ、中には廃業を選択する個人経営店も出てきているという。

■ベローチェの価格がドトールを逆転

 庶民の憩いの場所であるコーヒーチェーンにも値上げの波が襲ってきている。全国のドトールコーヒーショップでは、昨年12月中旬からブレンドコーヒー(S)が250円から280円(ともに税込み)に。度重なる価格改定を敢行しているのがカフェ・ベローチェで、ブレンドコーヒー/アイスコーヒー(Rサイズ)は22年3月末に231円→250円、23年1月に250円→280円、昨年6月に280円→300円に値上げされ、現在は店舗によって300~350円となっている(いずれも税込み)。

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