摂政宮を銃撃 元皇室崇拝者だった23歳青年の「復讐心」
![関東大震災で帝都の焼け跡を巡視する摂政宮殿下(日本橋を渡る)。背景のビルは日本橋北詰めの帝国製麻ビル=1923(大正12)年9月15日(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/263/161/e565be8e348603d51513e6890197448d20191011132346279_262_262.jpg)
近代日本にあっては、天皇を狙撃する庶民が存在することなど考えられなかった。天皇はこの国の主権者であり、軍の最高責任者であり、その存在はまさに「神」でもあった。また、家族共同体の家父長的存在でもあった。
ところが大正末期の摂政宮の時代に一度、天皇は狙撃されている。大正12…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り820文字/全文960文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。