保阪正康作家
１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件
反戦を口にしただけで密告・検挙された時代
公開日： 更新日：
清沢洌の「暗黒日記」は、戦時下における知識人の身の処し方を示す教科書のようなものだ。清沢は国際情勢に通じている評論家であり、そのリベラルな体質で戦時下社会をよく見ていた。同時にこの戦争の持つ問題点をよく指摘している。同じくリベラルな体質を持つ東洋経済新報の石橋湛山などとは家族付…
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