自民の「政治刷新案」に全く期待できないワケ…派閥問題は約45年前から何も変わっていない

公開日: 更新日:

■92年には宮澤喜一首相が「派閥の弊害」について釈明

 結局、派閥は解消されず、法令違反があった場合も党が活動休止や解散を要求できる──などと極めて緩い内容にとどまっているため、《すでに骨抜き》《いつものヤルヤル詐欺》との投稿もみられる。

 自民党の派閥問題を巡っては、以前から国会で繰り返し指摘されているにもかかわらず、まったく解決していない。例えば、1979年12月1日の参院本会議では野党議員がこう質問。

「政治や選挙に巨額の金が要るという自民党の感覚は、それがそのまま不正腐敗を生む土壌となっており、まことに遺憾なことだと思うのであります(略)自民党の金権体質並びに派閥の解消は一刻の猶予も許されません」

 この時、答弁に立った大平正芳首相(自民党)は、「派閥解消」について真正面から答えず、問題はうやむやになった。

 それから13年後の1992年11月5日の参院本会議では、宮澤喜一首相(同)が「派閥の弊害」について釈明する場面もあった。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」