保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

恐怖は戦争継続のバネ、国民を愚弄した帝国の軍部

公開日: 更新日:
戦時中のプロバガンダ(政治宣伝)を狙った新聞(1942=昭和17=年11月17日号「同盟写真特報」)/(C)共同通信社

 物心がついてから戦争の時代を過ごしてきた少国民世代は、戦争でない時代を実は知らなかったというのである。作家の山中恒は、そう書いている。しかもこの戦争は孫子の代まで続く百年戦争だとも教えられていたという。だから自分たちは戦争の時代ばかりを過ごすのであり、「平和な時代」とはどういう…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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