敗戦を拒み、耽溺した軍事指導者たち
この段階にあって、東條は「敵の脅威」に怯え、簡単に手を上げる国政指導者と国民の気迫のなさに愕然とすると言って、次のように書く。
「之れに基礎を置きて戦争指導に当たりたる不明は開戦当時の責任者として深く其の責を感ずる処、上御一人に対し又国民に対し申訳なき限り(以下略)」
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