著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ニッポン共産主義化計画の真相

公開日: 更新日:
シベリアからの引き揚げ者たち(1946=昭和21=年12月9日、舞鶴港)/(C)共同通信社

 シベリア抑留者は、戦後の東西冷戦に利用されただけではなく、彼らの置かれた状況は極めて不当でもあった。シベリア抑留者に私は数多く取材してきたのだが、たとえば戦前に教職についていても共産主義者になったのではないか、と曲解されて職を失う者もいたし、一般の企業に勤められなくて自由業にな…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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