石破新総裁は「タイガーマスク」になれるのか…早くも人事で高市氏は総務会長を固辞の前途多難

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 史上最多の9人が立候補した総裁選を振り返っても、各候補ともバラ色の美辞麗句ばかり並べ立てていたが、聞いた国民は「政権与党なのだから総裁選後ではなく今、やれ」「今までなぜ、やらなかった」「野党が強く訴えていた政策だろ」といった疑問を抱いたはずだ。

■裏金反社議員らに取り込まれたら石破氏の政治生命は終わる

 石破氏は総裁選出馬にあたり、地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけて対策を講じること、災害への備えを強化するための「防災省」を創設することを掲げていたが、国民がそれ以上に注目したのは次の部分だろう。

 <政治資金をチェックする第三者機関を立ち上げる><旧文書通信交通滞在費(現調査研究広報滞在費)の公開基準を早期に策定する><政党交付金の使途などを明確化することを義務づける「政党法」を制定する>

 SNS上では、この石破氏の“公約”に期待する声とともに懸念もみられる。

《これが実現できたらすごい。だが、カネと欲にまみれた安倍、二階、麻生のマフィア一家を押しのけ、石破新総裁がどこまで跳ね返せるか》

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