石丸伸二氏は公選法違反疑惑に「業界の慣習」持ち出し自信マンマン会見…“ポンコツ釈明”は常人には理解不能
想像の斜め上を行く釈明に記者たちの口はあんぐりだった。地域政党「再生の道」の石丸伸二代表(42)が21日、市民団体に告発状を提出された公選法違反(買収)疑惑について会見を開いた。
発端は次点となった昨年7月の東京都知事選で、投開票2日前に都内ホールで実施した決起集会だ。ライブ配信を業者に有償で依頼したが、選挙運動はウグイス嬢など例外を除き、無報酬が原則である。陣営内で公選法違反を懸念する声が上がり、直前にキャンセル。ところが、当日は依頼した業者が配信を担い、見積額と同じ約98万円を「キャンセル料」として業者に支払っていた。業者はボランティアとして参加したと石丸氏は主張する。
しかし、6日の会見に参加した陣営幹部は、業者の見積書には当初、45万円強の人件費が計上されていたと説明。陣営スタッフが「公選法違反になるので機材費に乗せて欲しい」と業者に伝え、人件費を外して機材費を上積みし、総額が変わらない見積書を新たに作成させたことを認めた。
隠蔽・改ざんまで疑われる事態に、石丸氏も「(公選法に)違反する恐れがあると思います」と観念した様子だったが、21日は一転、自信マンマン。持ち出したのは「業界の慣習」だ。