石丸伸二氏は公選法違反疑惑に「業界の慣習」持ち出し自信マンマン会見…“ポンコツ釈明”は常人には理解不能
■さすが「10手先まで見通す」と豪語
「映像関係だと総額いくらくらいという(金銭の)握り方をして細部については詰めない」「(当初の見積書に)人件費は書いてあるけど、実体としてはないようなものだと聞いている」とし、違法にあたる人件費は払っていないとの認識を示したのだ。
さすが広島・安芸高田市長時代に「2手、3手、4手、5手、10手先まで見通して職務に当たっている」と豪語しただけはある。常人には理解しがたい釈明だ。こんな弁解を認めたら公選法の形骸化を許すだけだが、石丸氏は終始「最終的な解釈は当局の判断となる」と悪びれる様子はなかった。
加えて石丸氏の説明によると、公選法違反への懸念から配信を担う自前のボランティアチームを結成したのに、集会前日になぜか解散。「選対としての意思決定ではない。誰の指示か分からない」とか言うのだから、ガバナンス不全は明らかだ。
石丸氏はこの表現を嫌っているようだが、やはり「ポンコツ」としか言いようがない。ちなみに、50席ほど用意された会見に参加した記者は23人しかおらず、石丸氏は日刊ゲンダイへも含めた得意の「記者いじり」を封印した。