女流プロ常駐の人気店が賭けマージャンで摘発されたワケ 歌舞伎町で11年間9億円荒稼ぎ
「ブルでは1000点を100円に換算する『点ピン』のレートで賭博をさせ、客に交じってマージャンを打つ『打ち子』と呼ばれる従業員もいた。点数が加算される『青ドラ』を貸し出し、女流プロが常駐。来店した女流プロの写真集を置き、客にアピールをしていた。従業員のひとりは『客にポーチを渡してお金を見えないようにしていた』と話し、金銭のやりとりがバレないよう対策を取っていたが、マージャン卓の上に堂々と現ナマが置いてあることもあった。しかも書類送検された経営者は業界団体の講習会にも参加していた。警察と業界団体が健全化を図ろうとしているのに、真逆のことをやって荒稼ぎしていた。警察と同業他社の反感を買ったのです」(捜査事情通)
同業者からの「チクリ」で摘発され、今月2日、自主廃業に追い込まれた。店の看板には<女流プロ来店の店><ルール・マナーの良い店>と書かれていた。
警視庁は引き続き、都内のマージャン店の行政指導や立ち入りを行うなど、実態把握を進めるというから、いずれ賭けマージャンができなくなるかもしれない。