逃げる人も…柔道メダリストがビラ配りで痛感した人気凋落
一向に減らないビラの束を見て、選手、関係者は苦笑いを浮かべるしかなかった。結局、約30分のイベントで用意した500枚のビラのうち、さばけたのは約200枚だったという。
終了後、取材に応じた福岡は、「なかなか受け取ってもらえなかったので、落ち込みました。普段は何げなく受け取っているけど、ビラ配りの勉強になりました」と引きつった笑顔で冗談を飛ばすのがやっと。さらに「柔道への関心の低さが分かりました。選手なので大会で結果を残して応援してもらえるようにならないと」とショックを隠せない様子だった。
一連の不祥事で地に落ちた柔道界のイメージ回復はしばらく時間がかかりそうだ。