通訳なしで堂々と…ミラン本田は「英語力」をどこで伸ばした?
海外移籍を視野に入れ、Jリーグ時代から英語を勉強していたという本田だが、英語力が飛躍的に伸びた理由は、21歳の時、最初に移籍したチームがオランダリーグだったことにある。
「オランダは非英語圏の国なのに、国民の8割が英語でコミュニケーションできる珍しい国。08年から所属したチームで本田は、片言レベルながら、何度も堂々と英語でインタビューに答えています。チームが用意した英語教師とも、練習後みっちり勉強していました。彼の英語力は、ここで飛躍的に伸びたのです」(在欧サッカージャーナリスト)
10年から所属したロシアのCSKAモスクワでも、チームが“多国籍軍”だったことが幸いした。試合中のコミュニケーションは英語、インタビューではロシア語の質問を通訳が本田に英語で伝え、本田からの英語の答えを、通訳が再度ロシア語にしていた。歯に衣着せぬ性格に加え、英語を使う場数も豊富だったのだ。
とはいえ、これから本田はイタリア語の猛勉強が必要だ。代表での存在感やファッションセンスで何かと比較される中田英寿(36)は、イタリア移籍後あっという間にペラペラになって、イタリア中に認められた。
8日には本田の入団会見が行われる予定だが、英語に加えどれだけイタリア語を話すのか楽しみだ。