巨人・井端 急ピッチ調整の裏に「6000万円」の恨み
「井端の年俸は6000万円、余分に下げられたみたいだな」
中日のOBがこんなことを言っている。
このオフ、中日を退団して巨人入りした井端。落合GMに、年俸1億9000万円から80%以上のダウンとなる3000万円を提示され、決裂したことが退団の原因になったといわれている。
「その前後で、一部のスポーツ紙が<井端の昨季の年俸が2億5000万円だった>と報じた。公になっていた金額との差は往々にしてあるが、どうやらこの差額の6000万円は出来高分だったようだ。落合GMは右ひじ、右ひざに古傷を抱えていることに加え、この出来高分にもメスを入れた。その結果、話が揉めたといわれている」
要するに、井端はすでに手に入れていた出来高の6000万円分を丸々カットされたことで、「88%減の3000万円」という空前絶後の下げ幅になったわけだ。
「落合GMは昨年の年俸更改で、総じて選手の出来高をカットすることで、8億円といわれるコストカットに成功した。ただ井端とすれば1億円前後の提示なら、やむなしとも考えていたようだ。結果、昨年の出来高を返金するような形になったし、年俸3000万なら税金を引かれると手取りは大幅なマイナスになる。退団を決意するのも無理はない」(前出OB)