土俵より激しい 九重一派vs顧問一派「裏金疑惑」ガチンコ

公開日: 更新日:

 冒頭のOBは「それが変わってきた」とこう続ける。
「顧問一派も外部の調査を認めるようです。ただ、問題は人選の時期。九重親方としてみれば、顧問の息のかかった危機管理委に人選を任せることは阻止したい。相手にとって都合の良い人材で固められてしまいますからね。九重親方は外部調査の発起人であるだけに、人選にも関わるでしょう。顧問一派はそれをわかった上で、危機管理委を開催する時期を来月以降に引き延ばそうとしている。理事選に落ちた九重親方は今月限りで理事ではなくなる。ただの平年寄になってしまえば、危機管理委の人選に口出しは出来ない」

 一日も早く外部の調査委員会を立ち上げたい九重親方は大阪でも、「何が何でも、今場所中にカタをつけなきゃダメだ!」と息巻いているという。

 力関係でいえばケンカにならない。明らかに九重親方は劣勢だ。理事に返り咲きたいという動機も“不純”。どっちもどっちとはいえ、「裏金疑惑」がこのままウヤムヤに終わっていいはずがない。九重親方には追及の手を緩めてもらったら困るのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由