本田圭佑とは親戚…レスリングで活躍した本田多聞さんは今
レスリングスクールで30人を指導
アマチュア時代には五輪に3度出場し、“アマレスの神様”と呼ばれ、プロ転向後は“原人”“赤鬼”とファンに愛された本田多聞さん(50)。09年にノアを離れてフリーになってからは、あまり消息を聞かなくなった。今どうしているのか。
「選ばれるとは思ってたけど、代表に名前を連ねてるのを見ると、改めて身が引き締まる思いですね。といっても、ワタシがサッカーをやるわけじゃないけど、ハハハ。テレビなんかで見る印象とは違って、圭佑選手は真面目な努力家ですよ。話せばすぐわかります」
横浜は田園都市線江田駅に近いカフェで会った本田さん、まずはこういった。「圭佑選手」とはもちろん、サッカー日本代表の本田圭佑のこと。本田さんと本田圭佑の父親とはいとこの間柄だ。
「ワタシには子供がいないでしょ。だから、孫の世代に当たる圭佑選手が北京オリンピックに出たとき、本田家の家系から3代にわたってオリンピアンが誕生したと、東京オリンピックのカヌー選手だった父はうれしかったようです」
本田さん自身はロス、ソウル、バルセロナと3回連続して五輪に出場。ロスではフリースタイル100キロ級で5位入賞を果たし、全日本選手権優勝8回と輝かしい成績を残した。