ダル10Kでメジャー初完封7勝目 球宴先発に急浮上

公開日: 更新日:

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)が、遅まきながら初の完封勝利をマークした。11日(日本時間12日)のインターリーグ・マーリンズ戦に登板。6安打10三振、3四球で7勝目(2敗)をマークした。意外にもメジャー3年目にして完封は初めてのことだ。

 立ち上がりは直球の制球を乱し、一、二回とも先頭打者を四球で歩かせながらも落ち着いて後続を打ち取り、付け入る隙を与えない。相手に的を絞らせず、人を食ったようなスローカーブを織り交ぜながら凡打の山を築く。

 この試合の前までマーリンズはチーム打率2割6分2厘、総得点292ともリーグ2位。その強力打線を17本塁打(リーグトップタイ)、53打点(同1位)で牽引するスタントンには九回に右前打を許したものの、六回の第3打席まではいずれも直球で打ち取った。

 圧巻だったのは八回。先頭のエチェベリア、イエリッチを3球三振。2番ルーカスには簡単に2ストライクと追い込み、3球では仕留められなかったものの、最後は低めのカットボールを振らせて3者連続三振を奪った。

 打線が売りのチームを相手に、走者を背負いながらも、要所で踏みとどまり三塁を踏ませなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる