海外では低評価…監督有力候補アギーレの知られざる“素顔”

公開日: 更新日:

 しかし、気になることもある。日本ではほとんど報じられていないが、海外では意外と評価が低い。「短気」で「最後まで自我を貫き通すガンコ者」とみられているのだ。

■相手選手を蹴って退席処分

 09年、メキシコ代表監督に就任直後の北中米カリブ海サッカー連盟主催のゴールドカップ(パナマ戦)では、試合中に熱くなったアギーレがタッチライン際でプレーする相手選手に蹴りを入れて退場処分。3試合の出場停止処分を食らっている。この「事件」には陽気なメキシコ国民もさすがに呆れ、「アギーレに代表監督の資質があるのか」と大騒ぎになった。

“前科”はそれだけではない。10年W杯南ア大会では、お気に入りの選手ばかりを起用する不可解な采配で、現場スタッフや選手、メディアから批判が殺到した。結果的に本大会では16強入りを果たしたものの、大会直後には事実上の「解任」ともいえる辞任を余儀なくされた。

 その経緯を知るメキシコ国民の多くは、いまだにアギーレに「嫌悪感」を抱いており、W杯ブラジル大会に向けてアギーレが希望したにもかかわらず、3度目のメキシコ代表監督には一度も名前が挙がらなかった。そんな一面を持つアギーレが、日本代表を率いて大丈夫なのだろうかと不安が募る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が