息子の入閣要求も? アギーレ日本代表監督の“組閣”は超難航
JFAサイドはコーチに「U-21代表監督の手倉森誠を加入させることが(日本代表監督就任の)絶対条件」(原専務理事)。さらにザッケローニ日本代表のコンディショニング担当コーチだった早川直樹、分析担当スタッフを務めた和田一郎、さらにグイードGKコーチを入閣させたいとアギーレ側に要請した。
しかし、アギーレは手倉森U-21代表監督以外の日本人スタッフの代表チーム入りについて難色を示しており、現時点では落としどころが見いだせない状況ともっぱらだ。
「外国人監督は異国で仕事をする場合、気心の知れたスタッフを連れていくケースが多い。鹿島で選手、監督を通して日本社会に馴染んでいたジーコでさえ、日本代表監督に就任すると周りをブラジル人スタッフで固め、実兄のエドゥー(元鹿島監督)をアシスタントコーチという名目で代表入りさせた。実態は『ジーコと一緒に酒を飲みながら愚痴を聞く』のが役目だった。だとしてもアギーレは、さすがに目に余るものがある……」
サッカー協会関係者がこう前置きしながら、アギーレの特別な事情についてこう言った。