「重症じゃないと思ってた」 OBも安堵したマー君の回復力
「重症じゃないとは思ってたんですよ」
右肘靱帯部分断裂で戦列を離れているヤンキースの田中将大(25)が4日(日本時間5日)、キャッチボールを再開したと伝えられ、プロ野球OBがこう言った。
「僕は肘の腱と骨をつなぐ部分がはがれ、靱帯は摩耗というか、医者に聞いたらほとんどなくなっていたそうです。靱帯を激しく損傷した投手はまず、日常生活に支障をきたす。髪の毛は洗えないし、便所で尻を拭くのもつらい。麻雀のモーパイもできませんでした。痛くて痛くて指を動かせなかったんです。ですから田中が日常生活に支障はないと話したのを聞き、大したことはないと安心していたのです」
ちなみにこのOB、手術をせずに、患部の周囲の筋肉を鍛えることで復活したという。
田中は5日(同6日)、キャッチボールを2日連続で行った。ジラルディ監督によれば、約20メートルの距離で強めに50球投げたという。7日には距離を延ばして行う予定。