村田が一塁へ? 原監督が手を出しそうな“守備位置イジり”

公開日: 更新日:

 まさかの大逆転負けを食らった。

 17日の広島戦。左腕リリーフエースの山口が4-2の八回2死走者なしから、死球を挟み4連打を食らって3失点。これで2位阪神とは1・5、3位広島にも3ゲーム差に詰め寄られた。「うちのパターンの中でこういう結果になったということ」とムッツリだった原監督が、またぞろおかしくなりそうな敗戦である。

 打順は1番・長野、3番・坂本、4番・阿部などの中軸がやっと固定されつつあるものの、不機嫌な指揮官の“標的”になりそうなのが、前日の6番から7番に打順が降格した村田修一(33)だ。

 巨人は二回、村田の後の8番・実松からの5連打で3点を先制したが、4タコの村田は完全にカヤの外。広島との3連戦で10打数1安打と精彩を欠き、そのうえ走者を置いた場面で12打席無安打という勝負弱さが、指揮官の逆鱗に触れているという。さるチーム関係者がこう言う。

「村田が巨人では未経験の一塁へ回る可能性がチーム内でささやかれ始めています。第2回のWBCで本職の三塁の他に一塁も守っている。起用したのは日本代表の指揮を執っていた原監督です。村田は昨年のキャンプでも一塁の練習をやっていた。原監督にとって一塁は“打撃に専念するポジション”。復調気配の阿部を捕手に戻し、今度は村田を一塁に回して調子を取り戻させるってわけです。村田は14日の阪神戦で打球を左ふくらはぎに直撃させている。その影響で今も足を引きずっている。三塁からの送球の負担を減らすためにも、今度はファーストミットを持つのではないかとみられているんです」

 これまで打順をイジりまくった原監督が今度は守備位置をイジってチームを動かす。お盆を過ぎたというのに、巨人ナインはまだ落ち着いて戦えない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる