ブルペン入りマー君 フォーム改造の裏に松井流「プラス思考」

公開日: 更新日:

 右肘靭帯部分断裂からの戦列復帰を目指す田中将大(25)。ヤンキースでは田中の先輩にあたる松井秀喜はかつて、左手首を骨折した際、打撃フォームに手を入れた。

 ただ、骨がくっつくのを待っているだけでは復帰しても現状維持。だったら復帰するまでの数カ月間を有効に使い、レベルアップして戦列に戻れないか。そう考えて打撃フォームを見直したのだ。

 メジャー特有のツーシームをとらえる確率を上げるためには、より下半身を安定させる必要がある。そうやって生まれたのが、ガニ股気味に構える打撃フォームだった。その結果、復帰戦は4安打。3年後の09年に獲得したワールドシリーズMVPは、左手首骨折を糧にした結果でもあった。

 その松井を尊敬する田中が去る16日(日本時間17日)、故障後、初めてブルペンで投球練習をした。以前と比べ、投球時のテークバックが小さくなった。

 これまでと同じフォームであれば、再び肘を痛めたり、患部を悪化させる可能性がある。だからこそ肘に負担のかからないフォームを模索中なのだろうが、それだけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”