熱烈虎ファンひろさちや氏バッサリ 「GM不要」「若手育成を」
「投手にしても、歳内(11年2位)なんかはもっと早くに出てこないといけないと思う。みんな高校時代は逸材と呼ばれた選手なのに、育たないのではなく育てられないんだろうなと。育ったら儲けものの下位指名選手だったらともかくね。トレードを考える時、阪神の選手は、上司には推薦できないというのが正直なところだよ」
とは、某球団の編成担当だ。
評論家の広岡達朗氏は「選手が育たないのは指導者の問題。今の選手は理屈抜きにできるまで何度も教えないと育たない。頭ではわかっても、体で覚えるには時間がかかるものだ」と言っている。藤浪晋太郎のように、高卒1年目から10勝する人材は、10年に1人いるかいないかだ。広岡氏が指摘するように育成は一朝一夕ではいかない。フロント、指導者の根気も必要なのである。
阪神は人気、注目度が高く、常に優勝することが求められる。それは巨人やソフトバンクだって同じことだ。「育てながら勝つ」難しさはあるとはいえ、05年以降はカネをジャブジャブ使っても一度も優勝していないのが現実。考え方を根底から変えていく必要がある。