ドラ2、ドラ4も…巨人・原監督が「左腕」をかき集める理由

公開日: 更新日:

 絶対的セットアッパーの後釜に座れるか。

 巨人は30日、山下スカウト部長らがドラフト2位で指名した日大戸根千明(22=石見智翠館)に指名挨拶を行った。

 フィリピン出身の母を持ち、173センチながら93キロの堂々たる体格。スリークオーターから繰り出す直球が最速148キロの左腕は「期待してもらっていると感じた。1年目から即戦力としてやっていかなきゃいけないという責任を感じた」と意気込んだ。

「左(投手)は貴重なんだよな」

 ドラフト前、こうつぶやいたのは原監督だった。今季の先発左腕は杉内が34歳、内海が32歳で全盛期を過ぎている。そして29日には山口鉄也(30)が都内の病院で左ヒジの治療を受けたと発表された。

 ヤンキースの田中と同じ治療法で、山口はシーズン中から左ヒジの痛みを訴えていたという。今季は自身のプロ野球記録を更新する7年連続60試合登板を果たしたものの、防御率は3.04と不安定だった。阪神に敗退したCSでも敗戦投手。今春のキャンプでは左肩を痛め、今度は左ヒジが悲鳴を上げた。勤続疲労を指摘する声もある。来春のキャンプには間に合う見込みだが、来季はフル回転できないとなれば緊急事態だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる