グリエルも横取り? ソフトB「青天井の財力」と「底なし強欲」

公開日: 更新日:

 一部スポーツ紙によれば、ソフトバンクは「4年16億円」の獲得資金を準備したという。その金額が正しいかどうかはともかく、「ソフトバンクの条件は他球団と比べものにならないくらい破格の金額だそうです。争奪戦に参加したある球団の関係者は『ウチが用意したカネではケンカにならない』と早くも白旗を揚げていましたから」とは前出の関係者だ。

 ソフトバンクの後藤芳光球団社長兼オーナー代行は日刊スポーツの取材に答え、こう言っている。

「選手の獲得予算はつくるべきではない、青天井でいいと思います。必要な選手には必要なマーケットプライスがあり、それを提示するのは当然。取ってくる選手だけでなく、今いる選手の年俸もマーケットが決める」

 まさしく正論だが、このご時世に選手獲得予算を「青天井」と言い切れる財力を持った球団が、他にあるとは思えない。「とにかくソフトバンクのカネの使い方はハンパじゃありませんから」と地元福岡のマスコミ関係者がこう続ける。

「補強選手の年俸ひとつとっても、実際は公表されている金額を大きく上回るケースが圧倒的に多い。もともとチームにいる選手がどこからか正確な年俸を知り、あいつがそんなにもらうなら自分ももっと欲しいと契約更改交渉の材料に使ってモメるくらいです。選手は働きに応じた金額を手にするべき、資金は青天井というのは孫オーナーの方針ですからね。かくして選手の年俸は雪だるま式に膨れ上がっていくのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった