金子、大谷、前田健 メジャー選手が語る“お世辞抜き”の評価
「僕は2度対戦して打てなかった(投ゴロ、三ゴロ)から、大きなことは言えない。でも、確かにチェンジアップは凄くよくて、バッターがバランスを崩されていた印象はあるが、速球や他の球種は特別素晴らしいとは思わない。メジャーにも変化球が多彩な投手は何人もいるから。何度も対戦したら今回と同じ結果にはならないと思う」
14日の試合で金子からバックスクリーン右に2点本塁打を放った今季ナ・リーグ首位打者、J・モーノー(33=ロッキーズ)もこう言う。
「本塁打を打てたからというわけではないが、彼(金子)はパワーで押してくる投手ではないから、狙い球さえ絞れば対応できるかな。ボクはそれで打てたわけだから。他の打者もベストな状況とはいえない中で、いい当たりを見せていたよね。全体的な投球を見ていい投手であることは間違いないが……個人的な印象としては、その翌日(15日)に投げた若い先発投手(則本)の方がいい投手だと思う。彼は狙い球を絞っても(バットの)芯を外される。速球にも力があって、ボールが“生きている”。カネコより、ノリ……モト? あの若い投手が今回の日本の投手陣の中ではベストだね」