金子、大谷、前田健 メジャー選手が語る“お世辞抜き”の評価
■「速球ばかりばかりではオオタニは厳しい」
では、大谷はどうか。
12日の登板では1回打者3人をパーフェクトに抑えたが、こちらも評価は「並」程度。12日の試合で一ゴロに終わったB・ゾブリスト(33=レイズ)はこう話す。
「ストレートの威力が持ち味なのは知っていた。彼はメジャーに来るの? でもメジャーでは100マイル(約161キロ)近い速球を投げる投手は数多くいるからね。もし、彼が速球だけで相手を抑えようと球速ばかりを考えていては厳しい。やはり、今よりも『プラスピッチ』が必要。例えば、スプリットの精度を上げた方がいい投手になれる」
大谷との対戦で左飛に終わったD・ファウラー(28=アストロズ)も、「直球に力があったのは事実だが、制球力という点ではまだまだ。メジャーの選手は直球にどれだけ力があってもスタンドに持っていくパワーヒッターが多い。彼(大谷)にもしアドバイスを与えるとしたら、もう少し両サイドの(ストライク)ゾーンを正確に突くことに集中した方がいいだろうね」と評した。