森会長によれば、15年にも開場予定のサッカー専用「吹田市立スタジアム」(大阪府)での五輪実施を地元から要望されているという。
東京五輪は一部競技の予選や各国選手団の合宿地として、11年の東日本大震災の被災地である福島、宮城、岩手が候補に挙がっている。東北はともかく、大阪まで開催地を拡大すれば「東京五輪」はそれこそ名ばかり。18日にIOCが発表した中長期改革案「五輪アジェンダ2020」には「28の競技枠撤廃」の他、「一部種目の開催都市外での実施容認」も盛り込まれている。
12月のIOC臨時総会(モナコ)で承認されれば、森会長の言う「オールジャパン五輪」が加速する。