若手選手が続々年俸増 日ハム「促成栽培商法」いよいよ加速
このオフは、小谷野(34)と大引(30)がカネと出場機会を求めて他球団へFA移籍した。
ドラフトと育成がこの球団の2大方針だ。ドラフトで獲得した選手を実戦で積極的に起用。結果を出せば年俸も弾み、できるだけ早い時期に一人前に育てる。そうやって育てたベテランを、今度はFAで他球団に、あるいはダルのように入札制度を使ってメジャーに売り飛ばす。
他球団と比べて新陳代謝が活発な分、肩をたたくタイミングも早く、選手としての価値が高いうちに売れる。FAやトレードを補強ではなく、チームを活性化させるための手段として利用するのもこの球団の特徴だ。
それでいて過去10年間でリーグ優勝4回。結果も出し、日本ハムの「促成栽培商法」はいよいよ加速しそうだ。