アギーレ日本全勝で8強も「チーム力は上がっていない」の声
アジア杯で日本代表が1次リーグ3連勝でD組を首位通過。決勝トーナメント初戦となる準々決勝(23日)でC組2位のUAEと対戦する。
引き分け以上で首位通過の日本。対するヨルダンは、引き分けでは決勝T進出が厳しい。序盤から目の色を変え、日本選手を意図的なラフプレーで“削って”ばかり。それでも先制点を決めたのは日本だった。
前半24分、左サイドを抜け出したFW岡崎慎司(28)がシュート。相手GKのはじいたボールをFW本田圭佑(28)が右足で押し込んだ。
追加点は後半37分。 3分前に交代出場してフレッシュなFW武藤嘉紀(22)が、左サイドに進入してラストパスを狙う。2列目からMF香川真司(25)が飛び出してきた。疲れて足の止まったヨルダンの選手は誰も付いていけず、武藤のパスを右足で合わせた香川が、9試合ぶりのゴールで試合を決定付けた。
日本は1次リーグ3戦全勝。しかも得点7・失点0と危なげない勝ちっぷり。大喜びのスポーツメディアは、大黒柱のFW本田の勝負強さを賞賛し、ゴールに見放されて意気消沈していたMF香川を「復活弾! 香川がアジア杯連覇のカギを握る」とたたえた。