東京五輪「野球復活」に冷や水浴びせる米国とキューバの思惑

公開日: 更新日:

「スペイン語圏のキューバは、国際オリンピック委員会(IOC)に対して影響力がある。スペイン人で、サマランチ元会長の息子はIOCのメンバーですし、野球復活を阻止するようなロビー活動をしても不思議ではありません」(鈴村氏)

 米国のメジャーはもともと五輪での野球復活に反対の立場。夏場の稼ぎ時にシーズンを中断させるなんて冗談じゃないと考えている。

 12年のロンドン五輪から野球が除外されたのは、世界レベルで普及していないという理由からだった。状況は当時とほとんど変わっていない。開催国特権があるとはいえ、強引に野球を復活させることをIOCが快く思うはずがないのだ。

 21日、世界野球ソフトボール連盟のフラッカリ会長、日本野球機構の王貞治特別顧問らが、大会組織委員会の森喜朗会長と日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を表敬訪問。会談後、フラッカリ会長は「とてもいい雰囲気だと思う」と悦に入っていたものの、キューバや米国の思惑が東京五輪の野球、ソフトボール復活に冷や水を浴びせる可能性は高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フワちゃんは活動休止、男性の体臭批判の女子アナは契約解除…失言続きの和田アキ子はいつまで許される?

  2. 2

    「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が

  3. 3

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  4. 4

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  5. 5

    やす子「暴言トラブル」火消しで“救いの手”も…フワちゃんの言い訳がましい謝罪が“火に油”

  1. 6

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  2. 7

    中丸雄一「よにのちゃんねる脱退」を求めるファンの声…名物・菊池風磨の“中丸いじり”はもう笑えない

  3. 8

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

  4. 9

    自民重鎮の元秘書が「JK性加害」の衝撃!衆院青森3区から出馬表明も、酒乱トラブル続出の過去

  5. 10

    中日・根尾昂は責められない。定石を度外視、一貫性も覚悟もない指揮官の大問題会員限定記事