東京五輪「野球・ソフト復活」で日本のメダルが激減する理由

公開日: 更新日:

「(9日の)記者会見でも言いましたが、今までメディアはおしなべて、東京五輪野球が採用されるだろうと報じてきました。ずっとです」

 こう語るのは、全日本空手道連盟の有竹隆佐専務理事だ。

 モナコで8日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)の臨時総会で、20年東京五輪では最大28と定めていた競技数の枠を撤廃。開催都市が複数の種目追加を提案できる権利が認められた。

 すると、テレビや新聞は、いの一番に「野球・ソフトボール」が復活するかのように報じているが、五輪の正式競技化を目指し努力してきた空手やスカッシュの関係者たちは、「ちょっと待て!」と腰を上げたはずだ。

 前出の有竹氏がこう言う。

「確かに野球は日本ではメジャーです。空手より組織力もしっかりしているし、スポンサーも多い。でも、野球は外来競技です。日本発祥の空手道は武道であり文化です。空手は世界に愛好者が約1億人もいて、競技人口は約6000万人。世界空手連盟に加盟する国と地域は188もある。日本の文化である空手道を、ぜひとも東京五輪の場で発信したいと願っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる