バラエティー番組で謝罪 白鵬を増長させた相撲協会の“腐敗”

公開日: 更新日:

 審判部を子供以下と批判したのだから、横綱であっても次の場所は謹慎させるぐらいの厳しい処分を下すべきではないのか。協会は過去にも朝青龍の不始末は師匠の高砂親方に丸投げ。野球賭博、八百長と不祥事が相次いだときは、一部の力士をスケープゴートにして収拾を図った。顧問による裏金授受問題も「カネは返したから」といって真相は追及しない。臭いものにはフタをし、うやむやのうちにやり過ごそうという協会は今も腐っていると言えよう。

 スポーツジャーナリストの工藤健策氏が言う。

白鵬の発言は『今の相撲協会を支えているのは自分たちモンゴル人横綱3人なのに、なぜ協会は敬意を払ってくれないのか』という不満も根底にあるのでしょう。協会はそうした声もきちんと吸い上げた上で運営すべき。ただ、八百長問題のときもそうでしたが、自分たちも散々やましいことをしてきたから弱腰の対応になってしまうのではないか。自分たちで善悪の判断すら出来ないのであれば、力士だけの運営などやめてプロの経営者を招くべきです」

 相撲協会が変わらない限り、同じような問題はまた起きるだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット