練習場ではボールの打ち出し方向を必ずチェックする
逆に、ハーフトップしたり少々ダフっていても、ボールを狙った方向に打てれば、それはミスショットではない。当たりが悪いナイスショットである。
ゴルフはターゲットゲーム。狙った方向にボールを打ち出した方が、いいスコアを出せるからである。
打ち出し方向の精度を上げるには、片山プロのように打ち出し方向を客観的にチェックすることが必要不可欠だ。目標方向の地面にクラブを置き、ボールがどこに飛び出すか一球ごとに目で確認する。ドローヒッターならば目標よりも少し右に打ち出し、フェードヒッターならば目標よりも少し左に打ち出す。
目の前に大木をイメージするのもいい。大木の右から回すのか、左から回すのかをイメージしながらボールを打っていくのだ(イラスト参照)。
10発打って、10発とも狙った方向にボールを打ち出せるようになれば、ショットが安定しているだけでなく、スイング軌道も安定していることになる。スイング改造には21日間我慢が必要だが、我慢だけでは不十分。ボールの打ち出し方向を揃える努力が伴えば、練習すればしただけ上達できるし、スコアも確実に良くなってくるのだ。
(ゴルフライター・マーク金井)