すべてが異例…ハリル監督はまるで日本サッカーの“破壊者”

公開日: 更新日:

 日本代表新監督ハリルホジッチ(62)による「初の日本代表メンバー発表」が19日に行われた。

 13日に来日してまだ日が浅く、人選は「日本サッカー協会技術委員会の主導で行われる」(サッカー記者)ともっぱらだったが、メンバー発表で想定外の新機軸を打ち出した。そもそも発表のスタイルも斬新だった。

 通常は、代表メンバーの記されたペーパーが配布され、監督はヒナ壇に座って質疑応答などに応じる。ところがハリルホジッチの場合は、代表メンバーの顔写真が映し出されたモニターの前に立ち、マイクを片手に名前を1人ずつ読み上げた。

「会見場の後ろの方にサッカー協会の幹部や職員が見学に来ていたが、誰もが“まさかモニターを使ったパフォーマンスで発表するとは……”と驚いていた」(前出の記者)

 代表メンバー数にもビックリだ。今回メンバーは27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京)に出場するが、本来は試合登録の23人に2、3人を追加した25人程度の選手が招集される。しかし、ハリルホジッチは代表選手として31人を呼び、それ以外に12人のバックアップ要員も選出した。総勢43人は異例中の異例である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド