マートン絶不調で囁かれる阪神「キューバ選手に食指」情報
気になるのはメジャーの動きだが、キューバは現在、米国と国交正常化交渉を行っているものの、現時点ではメジャーに挑戦するには亡命するしかない。キューバ野球に詳しい関係者がこう言う。
「キューバは13年WBCでは2次ラウンドで敗退するなど無類の強さを誇った国際大会で低迷。亡命選手も相次ぎ、国技ともいえる野球のレベル低下に危機感を抱いている。キューバ野球連盟は、技術向上、人的交流を目的として日本に選手を送っているのだから、今後も積極的に交渉に乗ってくると思う。メジャー志向が強いグリエルにしても、彼の家はキューバの名家で亡命には消極的。国交正常化は米国の情勢を鑑みれば簡単なことではないし、メジャーへの道が閉ざされればもう一度、日本にということになるかもしれない。昨季は年俸1億5000万円のうちの9割(1億3500万円)を手にしてオイシイ思いもしているからね」
ある球団の渉外担当は、「グリエルを除けば、外野ならベル(32)、エルナンデス(29)、内野ならマンドゥレイ(28)あたりは日本でも結果を残せると思う。ベルやマンドゥレイは現在、キューバのリーグ戦が終了して、カナダのアメリカンリーグに派遣されて経験を積んでいる。マートンに比べても安価で獲得ができるはず」と言う。
もしグリエルが来るというなら仰天だが、今さらとはいえ阪神にもキューバの血が組み込まれるかもしれない。