無傷の6勝 スケールアップした日ハム大谷にセ球団戦々恐々

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 もう誰も止められない――。

 右足ふくらはぎが頻繁につるため、一軍登板から遠ざかっていた日本ハム大谷翔平(20)が昨14日の西武戦に先発。圧巻の投球を披露した。

 先月26日のオリックス戦以来の登板。試合前は不安の声も上がっていたが、初回から150キロ超えの直球とキレのあるスライダー、フォークで西武打線を圧倒すると、八回までに計10奪三振をマーク。九回に四球と三塁打で1点を許し、先月4日のオリックス戦から続いていた連続イニング無失点こそ「36」で途切れたものの、九回途中5安打11奪三振で6連勝と休養前よりさらに迫力が増した。

 こうなると戦々恐々なのが、今月26日から始まる交流戦で大谷と対戦する可能性があるセ・リーグの各球団だ。14日現在、チーム打率.267で「パ最強打線」の西武ですら、この日の大谷には全く歯が立たなかった。

「大谷が入団して3年、何度も対戦しているパの打者が手も足も出ない。やるたびに進化している。セの打者は面食らうと思いますよ。まず打てないでしょうね」とはある西武の選手。

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