瀕死のベイに逆転負け 巨人の体たらくに中畑監督も胸中複雑

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「うれしいけど変なものを感じる。巨人戦でね。喜びが半減するようなね」

 23日の巨人戦に逆転勝ち。連敗を12で止めたDeNAの中畑監督は、古巣相手の連敗脱出に複雑な表情を見せた。

 20日間も勝利から見放され、最大で「11」あった貯金をすべて吐き出した交流戦。チームも中畑監督もボロボロだった。ここ10試合のチーム打率は.224でチーム防御率は4.95。先発のモスコーソをセットアッパーに配置転換する苦肉の策も奏功せず、22日の練習で指揮官は、「寝付けない。考えなくてもいいことを考えてね」と珍しく弱音を吐いた。13日の日本ハム戦で9連敗した翌日には、「(試合後)ルームサービスでワインを3本くらい飲んだ。がぶ飲みだけど。悔しさがこみ上げてきた部分があった」と漏らし、交流戦の仙台、北海道遠征中には3キロほど痩せたという。

 そんなボロボロのDeNAに巨人は逆転負けを食らった。ここまでの全12試合で日曜日に登板していたローテーションをカードの頭に変更され、菅野と並ぶエースに昇格した高木勇が4失点で六回途中KO。九回には4番手の高木京がダメ押しの3点を失うなど、リリーフ陣の不振もいよいよ深刻だ。DeNAの筒香に約1カ月ぶりの12号を献上して息を吹き返させるなど、巨人の体たらくだけが際立った。

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