泥沼の10連敗…DeNAの急降下招いた中畑監督の“変節”

公開日: 更新日:

 不可解な継投だった。

 14日の日本ハム戦。9連敗中のDeNA中畑監督は、「攻める姿勢を見せてほしい。ダメもとでいい」と言ってプロ初登板初先発となる育成出身の高卒2年目左腕・砂田毅樹(19)を大抜擢した。

 その砂田が日本ハムのエース大谷を向こうに回し、五回まで3安打無失点の好投。が、中畑監督は六回1死一、二塁のピンチを迎えたところで1点も取られていない砂田を交代させ、これが悲劇の幕を開けた。代わった平田が矢野に逆転3ランを被弾。「ダメもとでもいい」と言っていたのに、1点をリードして欲が出たのだろう。守りに入ったことが最悪の結果を招いた。

 就任4年目で初の10連敗、交流戦は歴代ワーストの勝率.176に終わり、借金生活に突入した中畑監督は、「本当によく負けた」と厳しい表情。砂田の交代については「球が浮いていた。初登板で試合を作ってくれたし、良いイメージで代えてあげたかった」と言った。

 交流戦開始前は首位をキープしていたのが嘘のような急降下だ。今季は筒香、梶谷ら若手の成長に加えて、ドラフト1位新人の山崎が抑えとして活躍していることも首位快走の原動力となった。

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