ショートパットが苦手ならカップを見ながら打つ
テレビ解説をしていた丸山茂樹プロは「こんなの難しくてできない」と語っていたが、メンタルコーチのボブ・ロッテラは、「ボールを意識してストロークするよりも、カップを見たままの方が距離感、方向性が良くなる」と指導している。
ボールを見ないでストロークするというのはかなり勇気がいるが、ショットと違ってパットはスイングが非常に小さい。特にショートパットともなればパターが動くのはボールの前後30センチほど。
「ボールを見ないで打つ」ことに慣れてしまえば、芯でとらえることはそれほど難しくない。
まずは自宅にあるパターマットなどで試してみてほしい。最初はかなり勇気がいると思うが、カップを見たままだとヘッドアップのミスは出ない。インパクトも緩みづらくなるはずだ。
スピースがもしもマスターズ、全米オープンに続き全英オープンにも優勝することになったら、「ショートパットはカップを見たまま打つ」というのが、パッティングの新常識になるかも知れない。
(ゴルフライター・マーク金井)