グリーン傾斜はスマホで計測できるようになった
先週の男子ツアー「全英への道~ミズノオープン」は、46歳の手嶋多一が優勝。主催するミズノの契約選手が同大会に優勝したのはなんと29年ぶり。1986年の中嶋常幸以来、ホストプロが勝利を収めた。これで手嶋プロは、今年の全英オープンの出場資格も手にした。
手嶋プロに限らないが優勝する選手はグリーン上でのミスを最小限に抑えている。ショットが良くても、パットが決まらなければスコアを伸ばせない。そして、パットを確実に決めるには、グリーンの傾斜を正しく読み切ることが求められる。
では、どうすればグリーン上の傾斜を正確に読めるのか?
グリーンの傾斜を読む方法としては、「グリーンに上がる前に傾斜を確認する」とか、「目線を低くして傾斜を読む」とか、「カップ反対側から傾斜をチェックする」というのがある。いずれも理にかなっているが、米国ではもっと別な方法で傾斜を読む選手やキャディーが増えている。足の裏で傾斜を感じ取ったり、練習ラウンドの時にデジタル傾斜計を使って、グリーン面を測量しているのだ。ボクも最近は、練習グリーンやプライベートのラウンドの時はスロープレーにならない範囲で、傾斜計を使っている。